
「関市」や「こども」の未来を輝かせたいという思いがあふれた時間でした。
会の成り立ちや前回の話を共有した後、4つのチームに分かれて自己紹介と「関市やこどもの未来に思うこと」「この会で何をしていくか、その最初の一歩は?」を自由に対話しました。
終了後も話はつきず、熱い想いをもった皆さんが集まってきてくれている空気。

関市でこどもの権利を考える講演会(講師:木村泰子先生)より
気づきと感動に満ちた木村泰子さんの講演、その中で「こどもたちが安心できる第一に、まず大人が手をとりあえていること」という話がありました。
感銘を受けた役所や市民のメンバーで「関市の大人たちがゆるゆるとつながり合える環境づくりをしてみようか」と動き始めたのが、この「関市こども未来みんなのひろば」。
今回都合が合わなかった方も、まだ会の存在を知らない方も、「誰でもいつでも気軽に集っていけるように」「無理なく、それぞれの可能な範囲で繋がっていけるように」継続してまいります。
そんなひろばの「最初の一歩は?」
各チームの発表を、簡単にまとめてみます。

Aチーム「活動の方針、関市のこどもの未来について目標と課題は何か、ハッキリしない。軸を決めよう。こどもに一番近く影響を与えるのはやっぱり家庭、家庭にアプローチするのが一番ではないかという話が出た。家庭支援というと母親ばかり表に出がちだが、父親への何かが必要かもしれない」
Bチーム「こどもを産み育てることに夢を持てない空気も少子化を後押し。こどもたちが自分の育った環境を楽しかったと思えることは、こどもの【親】性を育む。つまりこどもの未来は関市の未来につながる。増えている外国人籍のこどものことも考えたい。何にしても、失敗してもOK!と大人もこどもも学べる機会を作れるといい」
Cチーム「この集まりは、こども自身を対象にするのか、こどもを取り巻く周囲を対象にするのか、という疑問が出た。関市の廃校を使うなどで居場所づくりができれば、両方とも含められそう。先進的な居場所をつくっている福井などの施設をみんなで視察訪問できたらいい。木村泰子さんの映画『みんなの学校』を見て学びを深めるのもいいねと話した」
Dチーム「こども計画やこどもの権利条例、本当にすべてのこどもに聞いたかというと聞けていない。未就学児や小学生など、改めて丁寧にしっかり聞いて、反映していくサポートができるといい。忙しい親子やこどものいない家庭も対象にできるといい。こどもの権利をまず知ってもらうところから」

早急に取り組む課題:子どもの権利を知ろう!大人も子どもも一緒に学ぼう!
会の終了後、「やっぱり、まずは関市の大人やこどもたちに【こどもの権利条約】を知ってもらうことが第一では?」という声。
「その前提知識がない状態で、関市こどもまんなか計画ができても、関市こどもの権利条例ができても、絵に描いた餅になってしまう。わかっている人がいなければ家庭でも学校でも地域でもこどもの声は聞いてもらえないしこどもの権利の行使もできないのでは?」
ここが最初の一歩かもしれません。
関市でこどもまんなか計画を進める子ども家庭課さんと連携しながら、こどもの権利を関市中に浸透させていく企画(映画「みんなの学校」上映会と並行?)を考えていきたいですね。
「子どもの権利条約(国際法)」参考資料
①「子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)」について(子ども向けサイトやダウンロード資料もあり)
https://www.unicef.or.jp/crc/
https://www.unicef.or.jp/crc/kodomo/
https://www.unicef.or.jp/kodomo/nani/siryo/pdf/CRCshouyaku/picture.pdf
②「こどもまんなか」「こども基本法」について
https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo-kihon/
③「こどものけんり」について
https://www.unicef.or.jp/kodoken/

(会場にも「こどもの権利」に関する絵本・資料や取り組みの展示)
次のひろばは、2025年1月18日の午前(AM)を予定しています。
詳細が決まり次第、またお知らせします!



